マンションリフォームの玄関土間事例

最近は、半屋外的に使えて、何かと便利な「土間」のある家が増えています。土間というと、戸建て住宅にあるイメージが強いですが、実はマンションリノベでもつくることができるんです!そこで今回は、ライフスタイルに合わせてリノベーションを機に土間をつくった2つの事例をご紹介します。

サンルームへとまっすぐ続く通路を兼ねた玄関土間

「家賃を払い続けていても、資産にはならない」。そう考えて、長い賃貸暮らしからの卒業を決めたNさん。物件選びからご一緒し、利便性がよく自然も豊かで過ごしやすい場所に建つ築47年の中古マンションに出会い、リノベーションを決めました。

玄関ドアを開けると、ゆったりとした土間空間が広がる

Nさん宅のプランニングでは、全体的に大幅な間取りの見直しを行いましたが、この広い玄関土間の新設も大きなポイント。マンションの玄関というと狭くて暗いイメージがあるかもしれませんが、土間を広くして照明を工夫し、外光が届くようにすることで、その印象を変えることができます。

リノベ前は、玄関まわりはこのような感じ↓で、正面は物置でしたが…

リノベ前の玄関まわり

リノベ後は、突き当たりに設けたサンルームまで土間で一直線につながり、閉塞感がなくなりました。土間の脇の壁面の一部には、シューズクロークや物置を組み込みました。物置にはアウトドア好きなNさんのキャンプ道具一式や、車のタイヤも保管できます。汚れを気にする必要がなく、大きな荷物は台車を使って楽に出し入れできるのも、土間ならではのメリットです。

突き当たりのサンルームまで土間が真っすぐに続く。正面の壁をなくしたことで、広さと明るさが感じられるようになった。
キャンプ道具などの大きな荷物は、カートや台車を使って楽に出し入れできる

プライベートと仕事と分けて収納できる広々な玄関

「日常的に使うモノと仕事で使うモノの居場所を、きちんと分けて暮らしたい」という一番の希望を、100㎡近くある空間を大胆に仕切り直すことで叶えることができたK様。

大幅に面積を広げた玄関。自転車がある側が仕事用、玄関ドアの左側がプライベート用と収納を分けて設けました。

居室は4部屋からご両親用とKさん用の2室だけにし、玄関を3倍近い面積に拡張。玄関には、コートや靴などが収まるプライベートな収納と、仕事関係のモノが入る容量たっぷりの収納を造作しています。

玄関にアクセントを添えるグリーンのドアは、ご両親のお部屋。出入りしやすい玄関近くのレイアウトで、ドアはお母さま好みの色に。
壁には設置した窓やドアのガラス部分からはリビングからの光が差し込み明るい玄関に

SAWAI建築工房が提案したモールテックス仕上げは柔軟性があってクラックも入らないため、日々のお手入れもストレスになりません。

仕事も趣味も暮らしも、「したいこと」が「したいように」行える住まい。肌になじむ服のように心地よく快適なK邸です。

土間によって、家の使い方や楽しみ方の幅がぐっと広がることもあります。既存住宅の状態など諸条件にもよりますが、マンションでも土間のある暮らしは叶えられますので、気になる方はぜひ弊社のプランナーに相談してみてはいかがでしょうか。