築年数
築15年
面積
99.21㎡
費用
約1500万円
工期
2ヶ月
収納充実でシンプルに暮らす。大胆デザインの2世帯リノベ
プライベートと仕事、それぞれのモノが混在する状態からの脱却が一番の目的だったというKさん。
あわせて、高齢になられてきたご両親との将来の同居も見すえたプランを希望。
相談したSAWAI建築工房とは、20年来のつきあいがありました。
実家のリフォームを皮切りに20年以上のおつきあい。
「SAWAIさんは「温かい雰囲気にしたい」など大体の感じでお話ししただけで、素敵にしてくれるんです」と話すのは、Kさん宅に遊びに来ていたお母さま。
20年以上前に家のリフォームを頼んで以来、何かしたい時は「SAWAIさん」と決めてお願いしてきたといいます。
そして、そんな様子をそばで見てきたのが娘のKさんでした。「わたしの好みも、両親の好みもよく知ってくださっているので、特に母とわたしではまるで違う内装の好みなど、両方をうまく調和させられるのはSAWAIさんしかなかったと思います」とKさん。
長年培った信頼感は揺るぎなく、スムーズな意思疎通と希望にフィットする提案で、今回のリフォームも素敵に仕上がっていきました。
「日常的に使うモノと仕事で使うモノの居場所を、きちんと分けて暮らしたい」という一番の希望は、100㎡近くある空間を大胆に仕切り直して叶えられました。居室は4部屋からご両親用とKさん用の2室だけにし、玄関を3倍近い面積に拡張。玄関には、コートや靴などが収まるプライベートな収納と、仕事関係のモノが入る容量たっぷりの収納を造作しています。
さらに衣類収納と作業スペース兼用として、廊下との間に壁やドアのない、オープンスタイルのウォークスルークローゼットを配置。まるまる1部屋分のスペースは、人目に触れても美しい店舗のようなデザインで、作業台にも使えるアイランド型のカウンターが造作されています。「ここは、SAWAIさんのモデルルームで『素敵だな』と思って見ていたのと同じようにしてもらいました。モノが片づく上に適度に目隠しでき、作業もしやすくて、とても使い勝手がいいんです」とKさん。
配置も容量も使い方に適った造作収納のおかげで、ストレスなくすっきり暮らせています。ほどよい距離感で暮らしと仕事が両立する住まいリビングの一角に配置されたワークスペースは、間仕切りの上部がガラス張りで、仕切りながらも開放感を損なわないプランです。
「部屋にこもって仕事をするよりも、外の景色を見ながらの方が好きなので、このカタチがいいんです」とKさん。ダイニングに造作してもらった読書用のベンチコーナーもお気に入りで、「実家では出窓に座って本を読むのが好きでしたが、その感じを思い出します」と話します。仕事も趣味も暮らしも、「したいこと」が「したいように」行える住まい。肌になじむ服のように心地よく快適なK邸です。