築年数
築24年
構造
木造2階建て
暖房
電気温水セントラル暖房
お住まい
夫婦2人+母
ひとり暮らしの母が心配でリノベーションして同居を提案
Iさんご夫妻は、お子さんたちが独立して、夫婦ふたり暮らしでした。Iさんのお母様が、十勝管内から札幌への通院が大変になったために近くの賃貸マンションに移り住んでいましたが、年齢的にこの先もひとり暮らしというのが心配で、自宅をリノベーションして一緒に住むことを提案したといいます。
当社に依頼してくださった決め手は「感動さえ覚える提案力」と奥様。「無理と思っていた壁をなくして部屋を広げたり、ここ!という箇所に収納を造作したり。想像を超えるプランばかりでワクワクしました」。
「互いの生活リズムを尊重しながら、気兼ねなく暮らしたい」。それが、二世帯化する際のご家族の希望でした。そこで、1階にあった和室を増築して洋室にしたお母様の部屋を防音仕様で施工。また2階ホールにドアを設置し、ご夫妻のセカンドリビングを個室化することで、階下への音漏れを防ぐよう工夫しました。
社交ダンスが趣味というお母様の部屋には、大容量のウォークインクローゼットを併設。クローゼット内の可動棚やハンガーパイプは、使い方を熟考して配置を決めました。レッスン用の衣装もすっきりと収納できます。
2階は、2部屋あった子ども部屋を、ご夫妻のためのセカンドリビングとゲストルームにつくりかえました。間仕切りをしなければ、セカンドリビングは広い1空間として、ヨガやエアロバイクなど好きなように使えます。
1階のキッチンや水まわりなどの共用部は、お母様の使いやすさを優先して設備や仕様を選択。食事の準備をする時間は、味つけの違いも楽しい話題で、キッチンでも食卓でも会話が弾んでいるそうです。
Iさんのお住まいは工事前に建物調査をしたところ、屋根裏側の軒天に経年以上の傷みが見受けられました。原因として通気の不具合が考えられたため、通気経路を改修し、換気方法を部屋ごとの24時間換気システムに変更。長年、雨漏り等に悩まされていた屋根や小屋裏の換気構造も改修しました。
また1階のバリアフリー化と壁や窓の断熱改修、家事負担軽減のための食器洗い乾燥機導入やレンジフードには、各種補助制度を活用し、Iさんの費用負担を軽減。先々まで安心して暮らせる快適な住まいになりました。