築年数
築27年
お住まい
夫婦2人
オープンで明るくバリアフリー。住みやすく安心の住まいに
札幌市に暮らすTさんご夫妻は、3年ほど前から「独立型キッチンの壁を壊して開放的なLDKにしたい!」と考えていました。リノベーション計画が具体化したのは、2018年の春から。LDK空間や水まわりの改善のほか、冬場の結露の解消や、50代半ばという年齢から将来を考えた室内のバリアフリー化も希望されました。
Before
そこで間取りについては、独立していたキッチンの壁をなくして開放感のあるLDKを実現。洗面まわりの狭さを解消するために、浴室・洗面・ユーティリティの水まわりは、キッチンの隣にあった納戸をなくしてスペースを広げ、浴室と洗面の場所を入れ替えました。以前1.25坪あった浴室が1坪と小さくなりましたが、夫婦2人暮らしには十分。その分、希望通りに洗面を広く取ることができました。
その工事に合わせて、イレギュラーな斜めの壁と平行するようにキッチン側に壁をつくり、デッドスペースのない洗濯コーナーを新設。その関係でLDK側に張り出した三角の出っ張りが、キッチンのオープン収納をさりげなく目隠しする役目を果たします。
奥さんが「夕方になると窓の下をタオルで拭いて歩いている状態でした。1ヵ所拭いてはタオルをギュッと絞る。それくらいひどかった」と話す結露は、一部劣化した部分の断熱材を入れ替え、吸放湿性のある機能性クロスを選び、ユーティリティに換気ファンを1台追加して、浴室に暖房乾燥機を入れるという相乗効果で劇的に改善。「古い窓をそのまま残した部分でたまに見つけるくらいで、すっきりです」と、ご満足いただけているようです。
「暗かった玄関が明かり採りのガラスブロックの効果で、ぐっと明るくなるなどちょっとした工夫で、いろいろ改善されたなぁと感心しています。
息子たちが独立し、わたしたちも老後をイメージできる年代になった今が、リノベーションにはちょうどいいタイミングでしたし、SAWAIさんのおかげで考えていた以上の家になりました」とご主人。子育てが一段落したTさんご夫妻のこれからの暮らしにぴったりのリノベーションになりました。