住居タイプ
マンション
築年数
築22年
面積
92.73㎡
工期
約2.5ヶ月
お住まい
夫婦2人+子供2人
暮らしやすさをとことん追求間取りと動線をわが家仕様に!
西に緩やかな曲線を描く手稲山とその足下に広がる住宅街、南東には高層建築が競い合うように空に伸びる市街地。3方向に設けられた開口から、札幌のさまざまな顔が見える地上14階の4LDK。築22年を経たその部屋は、恵まれた眺望とは裏腹に暗く、広さを感じないつくりでした。2016年9月、その物件を購入したのは3歳と1歳の息子さんをもつ、共働きのFさん夫妻。「限りある予算で利便性の良い物件を購入するなら、リフォーム前提で中古を探すほうが近道と考え、出会った物件でした」。
Before
Fさんは物件探しと並行し、リプランで見て造作家具を用いた事例が気に入っていた、SAWAI建築工房へ相談に出掛けていました。「リフォームの向き不向きは、僕たちには分かりません。この物件はSAWAI建築工房さんと一緒に見に行き、太鼓判を押してもらいました」。
リフォームでは、既存の間取りを白紙に戻し、動線を一新。老朽化した水まわりや暖房給湯の設備、サッシの内窓は交換し、北側の個室には開口部まわりに断熱補強を施しました。「リビング続きにあった和室は、キッチンに居ても目が届く子どもたちの遊び場になりました。子ども部屋が必要になったら新たに間仕切りして、主寝室にします。長期的な使い方を考えたリフォームプランも、プロならではと思いました」。
職場復帰を控えた奥さんを喜ばせたのは、動線と空間を再構成して設けたキッチン裏の家事室。家事室は洗面、ユーティリティに動線がつながり、そのままリビングや玄関へ出ることもできるツーウェイ。「洗濯物は家事室に干せます。きめ細かな配慮が隅々にまで行き届き、小さな子どもがいても、すっきりとした生活空間を手間をかけずに保てるのが、嬉しいです」。
リフォームの極意は、住まう家族のライフスタイルに寄り添う動線、間取りの再構築。SAWAI建築工房の手で、生まれ変わったマンションが、そう語っているようでした。