【マンション】札幌リフォームH様邸

物件データ

所在地:札幌市 南区 / 家族構成:御夫婦 / 築年数:45年 / フルリノベーション / 工期:3月 / 費用:1500万円 / マンション

札幌への移住を機に、趣味を楽しめる空間へフルリフォーム

函館での戸建て暮らしを手放し、ご主人が以前からお住まいだった札幌へと新たな生活拠点を移すことにしたH様ご夫妻。
二人で過ごすこれからの暮らしに合わせた住まいづくりを考え、マンションリノベーションを検討されていました。
「住みながら、少しずつこだわりをプラスしていければ」と考えていたご主人。
もともと設計のお仕事をされていた経験から、全体としてはシンプルで統一感のあるデザインをベースにしたいというご希望でした。
もとの物件では狭く感じていた玄関まわりも広さや雰囲気を重視し、ゆとりある空間に仕上げました。

リビング全体を見渡せる対面キッチン

キッチンを対面にするため、構造の梁や給排水経路といった中古マンションリノベーション課題も一つひとつクリアしながら設計を進めました。
段差ができる通路部分にはデザイン性と安全性を兼ね備えた手摺を設置。
キッチンの上部を通る梁の影響があったため、コンパクトでデザインも馴染むタイプの換気扇を採用しました。

導線も考えたR型デザイン

キッチンカウンターは動線をスムーズにするため、丸みを帯びたR型デザインを採用。使いやすさだけでなく、空間にやわらかさと広がりももたらしています。
キッチン前面には、ご主人のご希望でシンプルながらディスプレイスペースとしても馴染むタイル使ったニッチスペースを設計。

奥様のご希望だった厨房風キッチン

奥様のご希望だった作業しやすいステンレスの厨房風キッチン。キッチンのデザインにも馴染む床タイルは玄関と同じものを採用。
もともとオープンスペースだったキッチンの背面収納には、ガラスの目隠しドアを設置し、スッキリとした印象に。

見た目と機能を兼ね備えたレコード収納

リビング横にある趣味のレコードスペースは、スピーカーを置くことも考え、窓を囲うようにLP収納造作棚を造作。
横の壁面収納には扉ではなく圧迫感のないカーテンを採用しました。

仕切りに採用したルーバーはディスプレイスペースとしても

趣味であるレコードスペースの目隠しとなるルーバーについても、ただ四角い木材を組み合わせるだけではなく、ご主人の好みのイメージをもとに、動線や視線、採光・通風まで考えた「斜めデザインのルーバー」をご提案。視線をやさしくカットしつつ、空間にリズムを生み出しています。

極力シンプルに、スッキリと

トイレと洗面には天井まで伸びるハイドア引戸を採用。ドアを閉めると段差が視界から消え、空間に広がりが生まれ、すっきりと無駄のない印象に。
トイレの手すりは床や建具とマッチするデザインのものをご提案。
廊下全体もできるだけ壁に凹凸が出ないよう、工事中にも壁の厚みなど細かな調整を行いました。

スリットで抜け感を演出

玄関の正面に壁があり、圧迫感がでてしまうのを避ける為、壁の一部にスリット開口をご提案。
また靴箱上部を開口し、間接照明を設置。
採光と明るさを取り入れました。

狭かった玄関は広々とした土間スペースへ

もともと小さかった玄関は、洋室の壁位置を変更し、広々した玄関になるよう設計。
大容量の造作シューズボックスはフロートですっきりとした印象になるようデザイン。
当初、お客様のイメージされている玄関床はモルタル仕上げでしたが、家全体耐久性が良くお手入れがしやすいタイルをご提案しました。

広々と設計した玄関。造作シューズボックスはフロートですっきりした印象に。

「趣味のレコードを聞きながら、見渡せる景色と居心地の良い快適な空間で過ごすたび、
本当にSAWAI建築工房さんに依頼して良かったと日々感じています。」
と、仲睦まじいご夫婦から大変嬉しいお言葉をいただきました。
中古マンションのリノベーションという選択が、まさに理想の暮らしを実現し、日々の生活を豊かにしていることが伝わります。