築年数
築27年
面積
86.48㎡
費用
約1500万円
工期
約3ヶ月
お住まい
ご夫婦
狭さと暗さ、湿気を解消。グレーシュカラーの優しい空間
2年ほど前に、かわいがっていたウサギが天国へ。Sさんご夫婦はそれまでの暮らしを振り返ってみて、次に家族として迎えるウサギには快適な環境で過ごして欲しいと思いました。
「先代のウサギはリビングで遊ばせていましたが、どうもスペースが狭くて。それで、またウサギを迎えるんだったら、たまに遊ばせる時くらいはのびのびさせられる広さにしたいなと思ったんです」と奥さま。
そこで、リフォームの参考にするため本誌プランドゥリフォームを購入し、事例が掲載されている会社の中から数社に相談。キッチンの配置替えを希望したところ、「それはできかねる」と渋る会社もある中で、SAWAI建築工房は快い返事をくれたといいます。
「親身に話を聞いてくれて、こちらのリクエストに応じた工夫をしてくれるという印象を受けたので、この会社がいいねとふたりで話しました」とご主人。
住む人に寄り添う対応に好感を持てたのが、SAWAI建築工房に依頼する決め手になったようです。
中古で購入してから13年。当然ながら、暮らしのニーズは変わります。窓がなくて暗く、客間として使うこともなくなった和室をなくして、広いリビングと大容量のクローゼットを確保。リビングには開き戸付きのアルミパーテーションを設置し、ご夫婦が出勤してウサギに留守番をさせる時はリビングを仕切れるように工夫しました。
「ウサギは環境の変化に弱い生き物なので、室温を一定に保ってあげる必要があるんです。なので、冬は暖房、夏は冷房をつけっぱなしで出勤することになります」と奥さま。
留守中はリビングを仕切って、ウサギのスペースを狭めることで、冷暖房効率を高め、光熱費も節約できるというわけです。
また、パーテーションで仕切ることで、リビング奥に配置したワークスペースに独立性を持たせることもできます。
キッチンは、正面にバルコニーを望む方向からリビングが見える対面に向きを変更。食事の準備や後片づけをしながら、リビングに視線が届くようにしました。キッチンと並ぶ位置にはオリジナル造作のダイニングテーブルをセット。調理から配膳まで横移動だけで行えるので、無駄な動きがありません。
近くに高層の建物などがあるせいか、空気の流れが悪く、特に夏に湿気がこもりやすいことが悩みだったS邸。使いやすい動線と風の通り道を確保するため、リビングと寝室の間に大容量のウォークスルークローゼットを新設しました。
「ウサギは環境の変化に弱い生き物なので、室温を一定に保つ必要があります。そのため、冬は暖房、夏は冷房をつけっぱなしにすることになります」と奥さま。リビングを仕切ることで、ウサギのスペースを狭め、冷暖房の効率を上げ、光熱費を節約する工夫もされています。
風通しを促す工夫として、リビングと寝室の間にウォークスルークローゼットを配置する間取りが提案されました。湿気が心配な寝室とウサギが暮らすリビングには、調湿機能のあるエコカラットを採用しています。さらに、壁材には調湿効果のある石膏ボード、その上から貼るクロスにも調湿タイプを選び、四季を通してほどよく湿度を保てるようにしました。
「細かいところまで、私たちの暮らしやすさを考えたアイデアを出してもらって、見違えるほど快適な住まいになりました」とご夫婦。ゆったりくつろげるようになって、家で過ごす時間が以前より長くなったそうです。
新たなウサギを迎える準備もこれで万全。どんな子がやってくるのか、いまから楽しみにしているSさんご夫婦です。
風通しの確保や調湿性のある建材など、室内環境の改善もあわせてご提案
今回SAWAI建築工房の担当スタッフからは、風通しを促す工夫としてリビングと寝室の間にウォークスルークローゼットを配置する間取りをご提案しました。
湿気が心配な寝室とウサギが暮らすリビングには、調湿機能のあるエコカラットも採用しています。
さらに壁材には調湿効果のある石膏ボード、その上から貼るクロスにも調湿タイプを選び、四季を通じて程よく湿気を保てるようにしました。
間取りから空気のコントロールまで、トータルな視点でプランすることが快適な住まいづくりには欠かせないと考えています。