スムーズな家事動線とワークスペースのアイデア

大胆な間取り変更で実現!
ファミリークローゼットとランドリールーム

従来の住宅では、クローゼットなどの衣類収納は、大人のものは寝室に、子どものものは子ども部屋に、と各部屋に分けて置くのが一般的でした。ところが最近の家づくりでは、洗濯の家事動線を効率化するために、家族分の衣類を1ヵ所にまとめて収納する「ファミリークローゼット」という方法を採用するご家庭も増えています。

こちらの元事務所を住居へ改装した事例では、間取りを大胆に見直し、2階に大容量で工夫いっぱいのファミリークローゼットを新たに設ける設計になっています。

2階の廊下に沿って設けた大容量のファミリークローゼット

空間のかたちに沿ってコの字型に収納を配置。ハンガーポールや衣類やバッグなどを平置きできる棚、引き出しなどを組み合わせた機能的な設計です。中央には棚付きのテーブルを設置。お店のような設えで、毎日の服選びが楽しくなりそうな空間に仕上げました。

ファミリークローゼットと廊下を挟んで向かい側には、ランドリールームを配置。洗濯機置き場のほか、物干し竿も取り付けてあり、ここですぐに洗濯物を干すことができます。廊下とは3枚引き戸で仕切れる設計です。

ファミリークローゼットと廊下を挟んで向かいにランドリールームを配置
通気を確保できるルーバー付きの3枚引き戸で仕切れる

洗濯スペースとクローゼットが近いと、衣類を運んで収納する手間がずいぶんと省けて、家事の時短につながります。実際にはなかなかここまで思い切った設計をするのは難しいかもしれませんが、スムーズな洗濯動線の一例として、その便利さを具体的にイメージしていただけると思います。

仕事や勉強がはかどる!
夫婦や親子で使える専用ワークスペース

コロナ禍を経て、テレワークやオンラインセミナー、オンライン授業などが日常化し、「リノベーションを機に、専用の個室やスペースを考えたい」という方も多いのではないでしょうか。

こちらの事例では車庫からつながる地下1階に、夫婦や親子で共有できる専用のワークスペースを設けています。

地下1階に設けたワークスペースは、2人が横並びで作業できるゆとりのスペース

ほどよくゆとりがあって、2人が横並びで作業できるワークスペースのインテリアは、集中力が高まるブルートーンでコーディネート。チェッカーガラスやウィリアム・モリスの壁紙などを取り入れて、気持ちよく仕事や勉強に向かえる環境を整えています。

ウィリアム・モリスの人気デザイン「いちご泥棒」の壁紙をアクセントウォールに。ブルー・グレーが差し色の照明とも相性ぴったり

家族構成や暮らし方、既存の住宅の条件などに合わせて柔軟に、家のつくりや間取り、仕上げなどを検討できるのが、リノベーションの大きな魅力です。
リフォーム・リノベーションに興味がある方はお気軽にお問い合わせくださいませ。