住まいをより快適にする「窓」の役割

外の景色をとり込む

窓は、家の中と外の世界をつなぐ大切な存在です。その向こうに広がる景色や自然の息吹を感じられることは、私たちの心に大きな癒しをもたらしてくれます。
どんな場所であっても、外からの視線を気にせずに風景を楽しめる窓があるだけで、家で過ごす時間は格段に豊かになりますよね。

以前事務所として利用されていた建物をフルリノベーションし、住居へと生まれ変わったこちらの物件は、目の前に広がる雄大な山並みを楽しむため、キッチンやリビングにはその風景を切り取るようなピクチャーウインドウを設置。
窓枠がまるで額縁のように四季折々の自然を彩り、まるで生きた絵画を眺めるような贅沢なひとときを演出します。札幌の美しい景色が、日常を特別なものへと変えてくれる住まいです。

紅葉に染まる山並みが絵のようにキッチンに映える

築40年の戸建て住宅をリノベーションした石狩市のI様邸。大きく生まれ変わった2階の洋室は、壁を取り払ってオープンなフリースペースへと変身しました。
その空間にさらなる魅力を加えたのが、新設された横長の窓です。視界いっぱいに広がる空が、部屋に開放感と心地よさをもたらします。そして、夕方にはその窓から美しい夕焼けが楽しめるように。
「日常の中で、ふと顔を上げるとお気に入りの風景がある」。そんなちょっとした幸せが、暮らしの質をぐっと高めてくれることを教えてくれる住まいです。

冬の寒さ、夏の暑さを軽減

これからの時代、ゼロカーボンに向けた動きの中で不可欠なのが、住宅の高性能化です。SAWAI建築工房ではリノベーションやリフォーム時の断熱改修も数多く手がけていますが、その中で大事な役割を担うのが「窓」です。
窓は壁に比べて熱を通しやすいため、断熱改修によって「断熱性の高い窓」に変えることが、冬暖かくて夏は涼しい、省エネな住まいづくりにつながります。

例えば、築29年の住宅をリノベーションした札幌市のW様邸では、家の中央にあった吹き抜けを南面に移動して、明るく開放感のあるリビングを実現しました。
冬は窓が大きいとその分、家の中が寒くなりそうですが、高性能な樹脂サッシに変えたことで、その影響を低減できています。

「明るく冬も暖かい家にしたい」というWさんの希望を叶えた吹き抜けのあるリビング

マンションリノベーションの場合、開口部は共用部分にあたります。そのため窓の大きさを変えたり、サッシを取り替えたりすることはできませんが、こちらのN様邸のように、内窓を交換したり、窓まわりの断熱を補強することで、断熱性能を向上できます。
一年を通して快適に暮らせる住まいにするためにも「窓」は重要な役割を果たしています。

もともと木製の枠だった内窓を入れ替えて、断熱・気密性能を向上

建物に当たり前のように存在する「窓」ですが、その役割は多岐にわたり、私たちの暮らしの快適さを大きく支えています。

SAWAI建築工房では、窓を通じて得られる快適性や断熱性、デザイン性など、さまざまな観点からお客様に最適なプランをご提案しています。リノベーションやリフォームを検討する際は、間取りや内装だけでなく、ぜひ「窓」の可能性にも目を向けてみてくださいね。